三味三昧
楽器演奏がしてみたかった
以前から、「何か一つ楽器が演奏できたら楽しかろうに…」と漠然とした思いがあった晩酌男爵♀。この度「おっ!」とくる楽器と出会いました。その名は「ちんとん」。
伝統工芸の技から生まれた革新的な三味線
先日参加した、伝統芸能と伝統工芸のコラボセミナーでのこと。葛飾区の三味線工房「三絃司きくおか」様の存在を知りました。その工房では、伝統的な三味線を作られる一方で、斬新な三味線作りもされています。
そのクールな商品名は
shami(アーティスティックなデザイン)
ちんとん(手ごろなお値段)
です。
そのどちらも、
- 小ぶり(全長70センチほど)な三味線
- 胴の部分に動物の皮を使用していない(合成樹脂や特殊紙使用)
2番の特徴が決めてとなり、商品購入を決めました。
「ちんとん」キット届く!
晩酌男爵♀は「ちんとん」の自作キットを購入しました。
(ちなみに完成品も販売されています。わたしは「ものつくり」気分も味わいたかったので、自作することにしました。)
※「ちんとん」は胴に特殊紙を使用した小型三味線です。組立てキットは葛飾区の伝統産業職人会の通販サイトでお取り扱いしてます。送料を含めると5000円くらいでした。
わかりやすいキット
至ってシンプルなキットです。
ざっくりとした工程は、
組立て・接着
乾燥
やすりがけ
糸はり
乾燥時間を含め3時間ほどで出来上がり! 工具類は紙やすりくらいです。これなら大人がついていれば、 小学生のお子さんでも作れそうな印象です。
晩酌男爵♀は塗装せず、白木のままで完成としました。いやぁ、早く弾いてみたくて気が急いてしまったもので(笑)。
塗装・ペイントなどされてオリジナリティーのある三味線に仕上げるのも、愛着が湧いて良いかもしれませんね。
調弦でつまづく!
お恥ずかしくらい、楽器の素養がない晩酌男爵♀。 「ちんとん」の糸の調子を合わせるところから四苦八苦。
キットの説明書には「三味線の弦の関係性さえ合っていれば、どの音を基準にしても大丈夫です」 とあります。
それでも自分の耳ではどうにも調律できません。 調弦出来ずにキットの付録の楽譜「さくらさくら」を爪弾いてみますが…。
当然、何だかなぁ〜な演奏に。
こ、こんなはずではなかったのに。このままではわたしの「ちんとん」はただのインテリアになってしまう〜。
調弦アプリ
組み立てた喜びもつかの間、調弦で挫折し演奏には繋がらず…。
どーんと落ち込んで姉にぼやいたところ。
「調弦用のアプリがあるのでは?」とのアドバイスをいただきました。
弦楽器に親しんでる人からすると、調弦の為に機器等(チューナー)を使用することはごく自然のことのようですね。(つまりそのくらい、楽器に疎いわたし。)
※ちなみに姉は時々ギター演奏を楽しんでる人です。
早速スマホに無料の三味線調弦アプリをインストール。おかげで、なんとか調律できるようになりました。でもまだ不慣れで、調弦だけで30分くらいかかるんですけど…。
夢は膨らむ「ちんとん」ライフ
ご近所迷惑にならないよう、すき間時間に練習続けます。って、現状「調弦」の練習?で時間切れなんです。トホホ。
- ひたすら慣れるまで忍耐?
- 調弦方法を見直す?
- 師匠(マスター)をさがす?
どうしたもんじゃろのぅ~。
ちなみにこの小型三味線「ちんとん」。自作キット版には「バチ」がついていません。
YouTubeでは、爪やギターのピックで演奏されてる方をお見かけしました。
わたしは爪で弾いていますが、
「二の糸」(真ん中の弦)が弾きづらいです。指が太いのか?う〜ん、ピックを購入した方がいいのかしら?
楽器って、ちゃんと音が出せるまでが大変なんですね。 体験から学べることは多いなぁ。
「ちんとん」の生みの親「三絃司きくおか」様に感謝!
楽器演奏に憧れとコンプレックスを抱き続けてきた、晩酌男爵♀。 こんなわたしに、楽器に触れるきっかけを授けてくださった「三絃司きくおか」様ありがとうございます!
始まったばかりの「ちんとん」ライフ。
わたし、将来的にはアレを弾きたいんですよ。あれ…。
出囃子!
うふふふふふ…。
やはり独学は厳しいかなぁ…。学習法考えにゃ。