樹木希林さんの死に想う
バイプレーヤー(byplayer)
名脇役の個性派女優、樹木希林さんが亡くなられた。享年75歳、10年を超えるガンとの闘いの末のお別れだった。
子どもの頃、向田邦子さん脚本のテレビドラマで「ジュリ~」と身悶えるおばあさん役の印象が強かった。
失礼ながら樹木希林さんは、「ずっとおばあさん」な女優さんというイメージ以外なかった。
樹木希林さんの残されたもの
彼女の死が報じられるなか、メディアを通じて残された数々のメッセージに触れている方も多いかと思う。
他人様と自分を比べず、ありのままの自分を受け入れ生きること。それをごく自然体で、社会に発信されていた樹木希林さん。
彼女の生き方から教えられることは、昭和の波がひいた砂浜で見付けたシーグラスのよう。
その存在に気づいた人にとっては、宝石に勝る生涯の宝物となったのではないか。
自分の終活に喝
死は誰にも、平等に訪れる。
人生100年時代といっても、自分もいつかは店仕舞い。
私はいまだにユメとエゴとの見分けがつかず、自分のシッポをグルグルと追いかける始末。
自分が愛し愛された存在だと認めることをおそれ、自意識過剰自己嫌悪。
中2かっ。
いい加減よしましょうや。
主役は自分
名女優の死に、「生にも、死にも怯えない」生き方を示された気がした。
私の人生の唯一絶対の主役は、自分。
「今から終活」の心持ちで暮らそう。きっと景色が変わる。